寝て可愛い。起きて可愛い。泣いても笑ってもくしゃみもあくびも、とにかくなにをするにも可愛い赤ちゃん。
お父さん・お母さんだけでなく周りの人も幸せにしてくれる尊い存在です。お誕生をお祝いしたいという気持ちをカタチにして贈る出産祝い。
さて、なにを贈ろうかなと出産祝いのカタログを開くと、載っている商品はどれもちっちゃくて可愛くて全部似合いそうで迷ってしまいますよね。とくに子どもと接する機会が少ない方にとっては出産祝いのギフトは悩みどころだと思います。
そこで今回はTwitterを使って、今まさに育児真っ最中のリアルママさんを対象に徹底調査!貰って嬉しかったとの声が大きかった出産祝い8つをピックアップしました。贈る際のポイントも含めてご紹介していきたいと思います!
目次
まず知ってほしい赤ちゃんのお世話

無事に出産を終えたらママさんは1週間ほど産院で過ごし、助産師さんに指導を受けながら沐浴や授乳など基本的なお世話をスタートさせます。赤ちゃんの発育や健康状態に問題がなければママさんと一緒に退院し、晴れておうちへとやってきます。
この時点で授乳のペースは3時間に1回。おっぱいやミルクを飲むのが下手なうちは時間をかけてゆっくりと飲ませます(産まれたての赤ちゃんは吸う力が弱く、上手におっぱいが吸えません)。
生後4ヶ月ごろまでは昼も夜も分からない赤ちゃんですので、お世話をするパパさん・ママさんは寝不足必須。3時間に1回の授乳と言ってもミルクを飲んだからといってすんなりと寝てくれるわけではありません。
お腹がいっぱいだろうがおむつを替えようがありとあらゆる手を尽くしてもご機嫌が悪ければ寝てくれません。一睡もしないまま次の授乳の時間を迎えるということもザラにあります。
双子ちゃん以上だったり年の近い兄弟がいるパパさん・ママさんの疲労は計り知れません。確かに赤ちゃんのお世話は大変ですがそれ以上に幸せな気持ちになるのが赤ちゃんとの生活。パパさん・ママさんが赤ちゃんとの暮らしを楽しむためにも喜んでもらえる出産祝いを選びたいですね。
うれしい出産祝い①おむつ・おしりふき

Twitterのママさんたちから圧倒的な支持を得たのがこれ!「新生児用のおむつ」は1パック当たり100枚以上入っていますが、生まれたばかりの赤ちゃんは1日に10回以上もおむつ替えを行うため、100枚そこらのおむつは秒で吹っ飛びます。
我が家のわんぱく小僧の場合、おむつがちょっとでも汚れたらすぐ泣く子だったので約3日で1パックが消えていきました。ひとりでこれなら双子ちゃん以上のご家庭のおむつの消費量はもっとすごいことになりますね…。
離乳食初期のころまでは赤ちゃんのうんちはゆるゆるなのでおしりふきも併せて大量消費すること間違いなし。おしりに限らず手やお口周りを拭いたりもOKなおしりふきは本当に便利なんです。
よっぽど布おむつにこだわりがあるご家庭でない限り、必須の消耗品であるおむつは他の人と被っても喜んでもらえるアイテムみたいですね。
おむつのサンプルを各メーカー分持ってきてくれた人がいて自分の子に合うおむつ選びができたのが嬉しかった、との声もありました。メーカーによって赤ちゃんに合う合わないがあるので、これをはじめにもらえると、試す手間がはぶけるので重宝がられるはずですよ。
ただ、プレゼントするのであれば「新生児用」です。
赤ちゃんは成長するとお腹周りがポッコリしてる子・ほっそりしてる子、足周りがむちむちな子、すらっとしてる子など個人差がはっきりしてきます。
成長にともない、さらに合うおむつ・合わないおむつも出てきます。大きめサイズの購入はパパさん・ママさんにお任せしましょう。すぐに使わないのに置いてあると場所をとって邪魔になるというのも正直なところです。
おむつケーキもおうちのインテリアに合わなかったり場所を取ったりで賛否両論別れました。可愛いおむつケーキをプレゼントしたい気持ちもわかりますが、そこはグッとこらえてドラッグストアなどに普通においてある新生児用おむつを贈るのが無難そうです。
うれしい出産祝い②お洋服・スタイ

おむつに次いで嬉しいとの声が多かったのがお洋服やスタイ、肌着など赤ちゃんの衣類でした。吐き戻しやおむつ漏れ、よだれで何かとお着替え頻度が高い赤ちゃん。お着替え用の服も何枚あっても困りません。
ベビー服やスタイなど赤ちゃん用の衣類ってちっちゃくて可愛くて、選んでるだけでほっこりするので贈る側もワクワクしますよね。でも、レジに行く前にちょっとだけ待ってください。
キャラ物や柄物はパパさん・ママさんの好みに合わなかったり手持ちのお洋服とコーディネートが難しかったりと「ありがたいんだけど…」と苦い声が多いのも事実。お洋服などを贈る際はなるべくシンプルなデザインのものを選ぶのがポイントみたいです。もちろん、好みを知っていればキャラ物、柄物も喜んでもらえますよ。
ちなみにスタイを贈る際はリボン結びで留めるものではなくマジックテープやパッチンするボタンで留めるタイプが好評でした。育児に忙しいパパさん・ママさんですのでちょっとした手間でも簡略化できるのは嬉しいんですよね。
意外ですが月齢に合ってない少し大きめのお洋服も嬉しかった!との声も結構ありました。70以上のサイズになるとセパレートタイプのお洋服が多くなり、一気にお洋服のバリエーションも増えるので選ぶのも楽しいですね。サイズが上のお洋服をプレゼントする際は成長後の季節を考えたものを選ぶとバッチリ喜んでもらえるはずです。
うれしい出産祝い③タオルケット・おくるみ

同じ布製品ですがこちらはちょっと別物。お昼寝にも夜のねんねにも大活躍してくれるタオルケットとおくるみを支持する声もたくさんありました。おくるみは私の中でもかなりの推しギフトで、出産祝いを贈る際はこれを選ぶことが多いです。
赤ちゃんは体温が高く汗をかきやすいので冬生まれベビーであっても薄手のものを選ぶのがおすすめ。エアコンで室温を調整してあげれば薄い生地でも十分あたたかく、オールシーズンで活躍してくれます。
お雛巻きが好きな赤ちゃんであれば寝かしつけの際の強い味方にもなってくれるはず。また、薄手のものであればバッグに入れてもかさばりにくいという点もポイント。ベビーカーでひざ掛けとして使ったり、おむつ替えシートを使うとき赤ちゃんの下に敷いたりとお出かけ先でも重宝します。タオルケットであればバスタオルとしても使えるものを選ぶと活躍のシーンが広がりますね。
違う使い方としてはお父さん・お母さんが育児の休憩にも使えるというのもいいですね。眠った赤ちゃんをお腹の上に乗せて一緒にソファでゴロン。タオルケットをかけてちょっと休憩…。幸せな時間ですよね。
うれしい出産祝い④ポンチョ

フォロワーさんに嬉しかった出産祝いを聞いているうちにあがったのがこのポンチョ。なぜにポンチョ?と思いましたが聞けば厚手のもの、春秋にちょうどいい厚さもの、日よけ用の薄手のもの、お出かけ用の可愛いものと4着いただいたそうです。
袖を通さなくていいからサッと羽織らせてあげられる。ゆったりシルエットなのでサイズダウンしにくい。薄さ違いを4着プレゼントすることでオールシーズン使える。見た目もオシャレで可愛い。他の人と被りにくい。あらやだカンペキだわ…。着眼点が素敵だわ…。
この方のように4着贈らなくても1~2着でもかなり重宝してもらえそうですね。気になったのでどんな商品があるのかなと見てみたら、モコモコのものから薄手のもの、フードありなしとデザインも種類もとても豊富。
フード部分にクマや猫など動物の耳がついているめちゃくちゃ可愛いポンチョもありました!普段使いできてお値段もお手頃なものから少し高いけどお出かけに映えるものまで揃っていたので「これだ!」って思えるものに出会えそうです。
少し前にはSNSでローソンのからあげクンデザインのレインポンチョを着たちっちゃい子の画像がバズってました。ちびっこのポンチョ姿はバズるほどにめちゃくちゃ可愛いんです!

保育園でめっちゃ人気になったわ#からあげくんポンチョ#からあげくん #LAWSON
— 玖伽 (@kuccar) August 28, 2019
先生が、私も欲しいんですけど大人用無いんですか?!に、対して私も思ってたんです!欲しいですよね!って、返す大人#大人用もあったのかな? pic.twitter.com/JcWivC6Mx6
出産して以来、お祝いはおくるみ推しでしたがポンチョもいいですね。他の人と被りたくないこだわり派さんはポンチョなんていかがでしょうか?
うれしい出産祝い⑤絵本セット

ねんねの時期から赤ちゃんは絵本が大好き。赤ちゃんは絵本からどんどん言葉を吸収しておしゃべりの準備をするんです。言葉の意味は分からなくても大好きな人の声に安心したり、言葉のリズムや色や模様を楽しんだり。赤ちゃんを豊かにしてくれる絵本は出産祝いとして大人気。
だ・る・ま・さ・ん・がのリズムが楽しい「だるまさんシリーズ」、色彩豊かな「しましまぐるぐる」、鮮やかな色使いと仕掛けが人気の「はらぺこあおむし」は、赤ちゃんの人生初絵本にと選んだ先輩パパさん・ママさんもきっと多いはず。

そこまで人気ならプレゼントしたら被るかも…と思うかもしれませんがちょっと待ってください。絵本が大好きな赤ちゃんですが、まだ大切に扱うということはできません。
舐める・噛むなんてまだまだ序の口。自分の意志で動けるようになると、破いたり落書きをしたり。ご飯の最中に急に絵本が読みたくなって椅子から脱走。ご飯粒の付いた手で絵本をめくり乾いたご飯粒でページがくっついてる…なんてことは何度経験したことか…。
次に生まれる子に受け継ごうにも、その前に何冊もの絵本が力尽きていくことでしょう。だけど同じ本が2冊あれば1冊ボロボロにされても大丈夫。お出かけをするときはキレイな状態の方を持っていくという使い方もできるのでプレゼントしたものが被っても困ることはないはずです。
ただ、絵本を贈りたいと思っている方にひとつお願いがあります。これから先、絵本と赤ちゃんは長いお付き合いになります。言葉の意味が分かるくらいに大きくなっても、一度気に入った本は何度も読み聞かせをねだってきます。
だからこそ、贈る前に絵本の内容に関心を持っていただきたいんです。ふんわりした線や色使いが可愛いくても、お母さんが突然事故で亡くなってしまうというような小さな子どもにとってはかなりショックな内容の絵本もあります。
知らずに手に取ってしまい、不安のあまり夜中に急に泣き出したり、ママやパパの傍から離れられなくなったり、本屋さんや図書館が怖くなった子がいるのも残念ながら事実です。
人気の作家さんだから。書店でおすすめのポップが出ていたから。ネットで評判だったからと安心せずに、贈る前に、どうか一度内容を確認してください。しっかり内容を確認したうえで選ばれた絵本であればきっと赤ちゃんに幸せな時間を作ってくれるはずです。
うれしい出産祝い⑥バスローブ

一方変わって、こちらは赤ちゃんへというよりはパパさん・ママさんへのギフト。身近に小さな子どもがいないとピンと来にくいかと思いますが、子どもがいるご家庭にとってはこんなにありがたいアイテムはありません。
免疫力が低い小さなお子さんを抱えるパパさん・ママさんにとって、お風呂上りは毎回タイムアタック。自分の髪や体を拭くのは後回し。赤ちゃんを拭いて、おむつを履かせて、保湿クリームを塗り、お肌にトラブルがあればお薬を塗って、お洋服を着せ、お風呂上がりの水分補給をさせる。読んでいるだけで疲れてきますがここまでが毎日のお風呂のワンセット。
しかし赤ちゃんはご機嫌が良くても悪くてもジタバタして大人しくしてくれることは残念ながらとても稀。寝返りやハイハイをするようになればお着替えの最中に脱走を試み、あんよがはじまれば濡れたまま廊下を全力ダッシュ。
風邪をひかせない、けがをさせないためにも子どもを優先していたら自分が風邪をひいたというのは育児あるあるです。そこで活躍してくれるのがバスローブ。
身体や髪の水滴も吸い取ってくれる、何よりせっかく温まった身体を冷やさなくて済むバスローブはお風呂上りのタイムアタックを頑張るパパさん・ママさんにとって強い味方です。
お風呂に入れる担当とお風呂上がり担当で役割分担ができるのであればバスローブは必要ありませんが、いわゆるワンオペ育児だとこうはいきません。核家族世帯が増えている今、おじいちゃんおばあちゃんたちの手も借りられない。片方は仕事で遅くまで帰れない。子どもを持つご家庭のお風呂事情は風邪と隣り合わせです。
普段ワンオペ育児の私もお風呂上がりの寒さに耐えかねてバスローブを買いました。欲を言えば、洗濯しても大丈夫なように2着あると本当にありがたいです。
うれしい出産祝い⑦スープセット・フリーズドライのお味噌汁セット

こちらもパパさん・ママさん向けの出産祝い。大人向けのギフトの中では私の推しがこちら。私も出産祝いとしてレンジで温めるだけでOKのスープセットいただきました。
お湯を注いだり温めたりするだけで食べられるインスタントのお味噌汁やスープのセットは、赤ちゃんのお世話に必死で食事がおろそかになりがちなパパさん・ママさんにとって心強い存在です。
日中、ワンオペ育児だった私の場合、生後半年くらいまではミルクとおむつ替えと寝かしつけだけで掃除も洗濯もなかなかできず、旦那さんに食べさせる夕食を用意するだけで精いっぱいでした。朝と昼は自分の食事は夕飯のおかずの残りがあれば良い方で、大体おにぎりやパンだけで済ませてました。
栄養バランスもへったくれもない食生活でしたが、そこに助け舟を出してくれたのがお祝いでいただいたスープセット。調理が簡単で洗い物も少なく、何作ろうかな…といちいち冷蔵庫を確認しなくていいのがとてもありがたかったです。
というか、寝不足と慣れない赤ちゃんのお世話で心も身体もガタガタな状態だというのに1人分の料理を作るってなかなかの重労働なのですよ。なのでおにぎりやパンなど簡単で済ませちゃうんですよね。ポカポカあたたかいインスタントのスープやお味噌汁は頑張るパパさん・ママさんを内側から回復してくれます。
寝不足でぼんやりしていても包丁や火を使うことなく美味しいものを安全に1品足せるって本当に画期的です。商品開発部の皆様には頭が上がりません。もちろんワンオペのご家庭だけに限らず、夜の授乳で冷えた体を温めてくれたりといろんなシーンでパパさん・ママさんを助けてくれるのがこのギフト。
スープやお味噌汁に限らず、食品を贈る時は事前にアレルギーの有無を確認するとカンペキですね。一考の価値ありな出産祝いです。
うれしい出産祝い⑧現金・ギフト券

今回のTwitterでの調査で、貰って嬉しい出産祝いとして一番多くの声が上がったのが「現金・ギフト券」でした。
赤ちゃんをお迎えしたばかりで何かと物入りになるご家庭をダイレクトにサポートしてくれる現金やギフト券は言わずもがなありがたいものですよね。
とくに初めて赤ちゃんをお迎えしたご家庭は、出産前に準備を整えたとしても赤ちゃんのお世話をするうちに足りないものが見えてくるためベビー用品を買い足すことも多々あるでしょう。
上に兄弟がいないのであればオモチャやお洋服、絵本など成長段階に合わせて買い揃えてるものも多いはず。もちろん、ミルクやおむつ、おしりふきなど消耗品もどんどん買い足さなければいけません。
贈る側が赤ちゃんへのプレゼントを選ぶという楽しみはなくなってしまいますが、その分パパさん・ママさんがしっかりと赤ちゃんに必要なものを与えてくれます。また、赤ちゃんだけでなく、先ほど紹介したようにバスローブやスープセットなど育児を助けてくれる大人向けの商品を買ったりとご家庭の状況ごとに柔軟な対応をしてくれるのがこのギフトのいいところ。
現金やギフト券は生々しくてちょっと…と思うかもしれませんが、赤ちゃんが生まれたお祝いがしたいという贈り主さんの温かい思いはしっかりとパパさん・ママさんに伝わるので安心してください。これからの赤ちゃんとの楽しい時間を過ごすため大切に使ってくれるはずですよ。
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おわりに
これだ!と思えるギフトに出会うことはできましたでしょうか。出産祝いを贈る際、カードに一言メッセージを添えたり、名入れOKであればお名前を入れてもらったりとさらに喜んでもらえるひと工夫もできそうですね。温かい気持ちが伝わる素敵なギフト選びのお手伝いができたのであれば嬉しいです!