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【旦那イクメン化計画】新米パパの意識を変える4つのステップ

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大好きな人と結婚して、子どもも産まれて幸せなはずなのに、旦那さんにイライラしてしまう。子どもと旦那さんとの思い描いていた生活はこんなはずじゃなかった・・周りの旦那さんは育児に協力的なのになんでうちは違うの?育児は私一人でやらなければいけないの?子どもは可愛いけど、この人とずっと生活していけるか不安・・

そんな思いをしている、子育てママも多いのではないでしょうか?

安心してください。そんな感情は多くのママ達が感じています。では、どうすれば旦那さんが育児に積極的になってくれるのでしょうか?今回は、イクメン旦那にするための旦那さんの意識改革を行うコツをお伝えしようと思います。

放っておかないで!!そのイライラ。

まずは知っておいてほしいのですが、産前産後の育児に対する意識の違いは放っておくと離婚の原因にもなりかねません。未婚・晩婚・少子化が進む一方で、結婚して、子供にも恵まれたのに離婚、なんていう夫婦も増えています。

離婚率は約30%、結婚しても3 組に 1 組が離婚しており、その原因の半数以上が、産前産後に旦那が子育てに積極的でなかったり、夫婦での子どもとの関わり方に意識の違いを感じてしまったりで、亀裂が発生してしまうことが起因となっているようです。

夫婦間での子育ての意識差をなくし、“子育て離婚”を防ぐためには“いかにしてパパをイクメンに変えられるか?”がキーポイントになりそうです。

どうして旦那さんにイライラしてしまうのか?

私も経験がありますが、慣れない育児や家事に追われ、寝不足が続き、この子をきちんと育てていけるのだろうか?社会から置いてけぼりにされてしまうのではないだろうか?などという不安が押し寄せる。この、出産後に起こる感情の浮き沈みは【マタニティブルー(マタニティ・ブルーズ)】として知られています。

一般的に産後はホルモンバランスが乱れてしまい、このような浮き沈みが起こると考えられています。普段は許せること、気にしないで流せるようなことでも、産後は急に怒りを覚えるようになったり、ちょっとしたことが頭から離れなくなったりすることがよくあります。

マタニティブルーに2人で向き合おう

子どもを産み、みんなが経験する、マタニティブルー。旦那さんへのイライラも募る一方。ただ、マタニティブルーはどうやっても男性には経験ができないこと。産前からよっぽど育児に対して熱意があったり(それはそれでちょっとメンドウかも?笑)、医学的知識が豊富であったりしない限り、最初から理解してもらうのは難しそう。

だから、「私って、今はこういう状況なの」と、きちんと旦那さんにも伝えておくことが大事だと思います。

旦那さんはどうしていいのかわからないのかも!!

一心同体で赤ちゃんと10カ月間一緒に過ごしている母親と違い、父親は産まれてきた我が子を見ても父親としての実感が少ないのも当然。育休などを取って本格的に育児に参加していない限り、限られた時間の中でしか子供と関わっていません。

本当はもっと育児に参加したいと考えていても、“どのように子どもと関わっていいのかわからない”と思っている旦那さんの気持ちも理解したうえで、旦那さんの意識改革をこっそり行うのが成功のカギとなっていきます。

私が実践した“yorico流旦那さんイクメン化メソッド”

イライラと向き合いながら、私は考えました。どうやってこの状況をプラスの方向に変えられるのか?そこで、ひそかに“旦那さんイクメン化計画”と名付け、実行していきました。なんだか、プロジェクト化するだけで、イライラを横に置いておくことができました。

では、実際にどうやったのか、ご紹介しますね。

★1st step))具体的にやってほしいことをお願いしてみる

子どもが泣いている時、“お腹がすいたから泣いているのかも”と感じたり、“オムツが濡れているのかな?”と感じたりできるのは、子どもと長く過ごしている特権です。子どもと一緒に過ごす時間の少ない旦那さんは、なんで泣いているのか?どうしたらいいのか?わからないだけなのです。

言わなくてもわかってよ!!と怒りたくなりますが、「なんでわかってくれないの!!」「ミルクあげてよ」と命令するのは逆効果。そこは怒りを抑えて「ミルクを作るからあげてくれる?」「オムツが濡れてしまったみたいだから取り換えてくれるかな?」などとやってほしいことを具体的にお願いしてみることが、意識改革の第一歩。

男性は自ら気づくのは苦手な生き物ですが、指示されたことはできるのだと心得ることがコツ。

2nd step))やってくれたことに対して批判しない

慣れないおむつ替えや沐浴、たとえ、作ってあげたミルクをただあげるだけだとしても、慣れていないと手際も悪くて下手。見ているこっちは「私がやった方が早いじゃない」「もっとこうしてよ!!」と途中で口出しをしてしまいたくなる気持ち、よ~くわかります。が、ここは最後まで見守りましょう。旦那さんは一生懸命やっているのです。

もし、あなたが一生懸命やっている時に「違うよ、こうしなさいよ」なんで言われたらどうでしょうか?それと同じで、慣れない手つきに口出しするのは、意識改革には逆効果。旦那さんのやる気を損ねてしまいます。まずは、育児に参加する姿勢を大事にしていくのがコツ。

最後に「助かったー」「ありがとう」なんて感謝の気持ちを伝えられたら、旦那さんの父親スイッチがオンになるかも。

3rd step))とにかく褒める

慣れないことをした後は、人間だれしも“大丈夫だったかな?”と不安になるもの。そこを奥さんから褒められたら旦那さんの自信に繋がります。

「着替えさせるの、私より丁寧だね」や「パパが沐浴するとすごくご機嫌だよね」など具体的に褒めるのがコツ。自分が必要とされていると感じたり、やったことが間違っていたかったと思って自信がついたりすれば、次は自ら進んでやってくれるかも。

4th step))子どもと2人の時間を作る

産後すぐは難しいのですが、1か月検診が終わり、お医者さんから外出の許可が出て落ち着いたら、数時間でも旦那さんと子どもが2人で過ごす時間を作ってみましょう。

「私がいなくて大丈夫かな?」という心配を抱かれると思いますが、数時間なら大丈夫!!ママの息抜きにもなり、旦那さんの気づきにつながります。美容院へ行ったり、友人との時間を楽しんだり、“母親”をお休みして、“一個人”としての時間を楽しみましょう。

パパにとって2人で過ごす時間は、子どもと2人の時間の大変さや孤独さを知って苦労をする一方、子どもの可愛さを独り占めできるプラスの時間にもなります。この時間を通し、日ごろから育児を担ってくれている奥様への感謝の気持ちがより一層大きくなっていくのではないでしょうか?

また、ここでは、帰った時に子どもが泣いていても絶対に旦那様を責めないようにするのがコツ。気晴らしの時間を作ってくれてありがとうという気持ちを言葉にして伝えましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?ここまで読んで、うちの旦那は無理!!と感じる方もいらっしゃるかもしれません。でも、世にいる“イクメン”がみんな、最初から育児に積極的だった訳ではありません。子どもと一緒に成長する気持ち、お互いやる気持ちを大切にし、話し合いを重ね、我が家の形を作っていけたら素敵ではありませんか?子どもの成長過程を一緒に楽しめるパートナーがいれば、喜びも2倍になりますよ。

ちなみに、うちではこの“旦那さんイクメン化計画”により、旦那さんが休日の時は、私が丸一日家を空けても大丈夫になりました。シフト制の仕事をしている私としては、安心して仕事に行くこともでき、“一社会人としての私”も継続することができ、充実した日々を過ごすことができています。

ぜひ、みなさんもこれを参考に、ステキな人生を過ごしてくださいね。

補足で、イライラの解決策も!!

育児中は、思った以上にストレスが溜まるもの。そのため、怒りの矛先が夫に向かうことも少なくありません。加えて、夫の育児への関わり方そのものが、あなたをイラつかせる原因になることもあるでしょう。

育児中にパートナーに対してイライラしないためには、まずは“話し合いをする”こと、そして“相手が父親として完璧ではないことを受け入れる”こと、最後に“子育てを通じて、父親として育てる”ことの3つが解決策になります。

諦めることも1つの解決策

自分の気持ちを正直に伝えることで、イライラが解消されることもありますし、話し合いでは解決しない場合もあるでしょう。そのような場合、夫から急に父親に変身するのは容易ではない、ということを心に留めておくと良いかもしれません。子育てをしながら、夫が父親になれるように訓練するのは、とても大変なことです。この人は頼れないと悟ったら、あまり過剰な期待はせず、諦めることも大切な解決策の1つです。期待しているとどうしてもがっかりしてしまうので、「夫に頼れないから他のサービスをお願いしよう」と考えを切り替えることも大切です。自治体のサポートサービスもチェックしてみて下さい。

女性でも育児や家事が苦手な人が少なくないように、男性も「仕事はバリバリするけど家事や育児は苦手」というケースはよくあります。「家事や育児に協力してくれないけれど、この人にはこんなに良いところがある」と、長所や得意分野を改めてピックアップすれば、自然にイライラがおさまることも。

ストレス解消方法を見つけよう!

自分のしたいことを我慢して育児に取り組むことで、ストレスを抱えてしまうママが多くいます。毎日は難しいかもしれませんが、たまには自分の好きなことやしたいことをする日を決めて、ストレス発散をすることが大切でしょう。“赤ちゃんのお世話があるから、出掛けるなんて到底無理“と思うなら、大好きな食べ物を食べたり、自分にご褒美をプレゼントしたりするなど、家の中や近所で息抜きできる方法を探しましょう。

たまに出前を取るだけでも食事の支度が楽になり、イライラしにくくなるのではないでしょうか。

育児の大変さを理解してくれない夫にイライラすることは、日常生活の中で起こり得ること。家事と仕事の負担がダブルでのしかかる共働き夫婦の妻は、特にストレスを強く感じやすいことも。二人で力を合わせて育児をすることの大切さを話し合えたら、夫も納得して協力してくれるかもしれません。イライラ解決策をうまく取り入れて、子育て時代を乗り切りましょう。

最終更新日:

この記事を書いたライター

yoricoさん

夫婦共働きで、3歳の男の子を子育て中。シフト勤務のため、“旦那さんイクメン化メソッド”により育てた旦那さんと分担しながら育児をしている。自分磨きもおろそかにしないように、日々バランスを取りながら、「怒らない子育て」実践中。

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