初めて赤ちゃんを授かったパパ・ママにとって、最初の試練「夜泣き」。ミルクはさっきあげたばかり、おしっこもうんちもしていない、部屋の温度も問題なさそう。「何で泣いてるの⁈泣きたいのはこっちだよ(泣)」と言いたくなる日々、過ごしていませんか?
夜泣きは赤ちゃんからのメッセージ
うちは第一子の時、もうそろそろ収まるだろうと幾度も希望に思いながら、1年半くらい眠れない日々が続きました。夜泣きは1年以内に収まる場合が多いのですが、うちの子はちょっと長めだったんです。辛い時期もありましたが、子どもの可愛さと泣き止む鉄板の方法が分かってからは心身共にだいぶ楽になったのを覚えています。
よく言われる夜泣きの解決策として
- 背中をトントンする
- ミルクをあげる
- おむつを替える
- 温度調節
- 放っておく
など、定石がありますが、実際に子育てをすると分かる通り泣き止まないことが頻繁にありますよね。
もちろんこれらで泣き止むこともあるのですが、そう簡単にいかない理由は「小さくても赤ちゃんは立派な人間」だということです。一人ひとり好き嫌いがあるし、パパやママにかまってほしい時や何となく気分が優れなくて泣くときなど様々な理由があります。
子どもが大きくなれば言葉や行動によって表現することもできますが、赤ちゃんはそれらを「泣く」ことでしか表現ができません。夜泣きも赤ちゃんからのメッセージだと分かって、受け取ってあげる必要があります。何をやっても夜泣きが収まらないときは環境や気分を変えてあげることも大事
「我が家の話」です。
ある日、いつものように夜泣きが始まると、私はベランダに出ました。するとピタッと子どもが泣き止んだのです。奥さんが疲れていて場所を変えたかっただけで、外に出たら子どもが泣き止むなんて思ってもいませんでした。
泣き止んだ理由について考えてみると。うちの子はお外が好きというのもあったかもしれませんが、一番の理由は「気をそらす」ことだったんです。「ビニール袋をくしゃくしゃする時に出る音のするガラガラ」があるのですが、昼間に子どもが泣いたとき、よくこれであやしていました。この音を赤ちゃんが好きというよりも「気をそらす」効果がビニール袋くしゃくしゃ法にもあるんです。
また、私の友人は夜泣きが始まるとドライブに出かけました。これでもピタッと夜泣きが収まるんです。これも環境を変えることで赤ちゃんの気分転換になった良い例だと思います。
何をやっても夜泣きが収まらないときは思い切って寝床から立ち上がり、環境を変えて気分転換をすることが赤ちゃんにもパパママにも最善の手段だと思います。ただ、真冬の深夜であればベランダに出るのも考えようですよね。泣き止んでも部屋に入ればすぐに泣きだすこともありましたし、長期戦には不向きです。
私はダウンを着て、子どもは毛布にくるませてベランダに出た記憶がありますが、寒い地域では困難でしょう。そういう場合は寝ている部屋を変えて、明かりをつけるだけで赤ちゃんの気分が変わることもあります。いろいろなことを試してみてくださいね。
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夜泣きは夫婦仲にも亀裂が入る⁈
眠いからと言って全部旦那さん、奥さんに夜泣きの赤ちゃんを任せていませんか?母乳をあげるために夜泣きは奥さんが対応するご家庭は多いかもしれませんが、奥さんの健康面、良好な精神面も考え、夜は粉ミルクにして旦那さんも対応できるようにしておき、基本的には夫婦で満遍なく対応する方が心身共に夫婦の中は保たれると感じます。
確かにスキンシップを含め、母乳に勝るものはないと言われていますが、栄養面だけで言えばどちらが優れているとは言えないのが現状です。一番重要なのはパパとママが毎日笑顔で子どもに接することができているかということ。ストレスが溜まる子育ては長続きしないので、夫婦で子育てについて話し合う時間は必ず持った方が良いですよ。
子どもは鏡のような存在。親が笑顔で接すると、子どもも笑顔が絶えず、親が毎日ストレスでしんどそうな顔をしていると、子どもも同じような表情が多くなります。知らず知らずのうちに笑顔が消えていることもあるので、子どもがあまり笑わないと思ったら、まずは自分が笑顔で子どもに接することができているかをチェックしてみましょうね。
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全ての事には終わりが来る。夜泣きも同じです
一筋縄ではいかない「夜泣き」ですが、これには必ず終わりがあるんです。うちの夜泣きが激しかった子どもも、二歳の今では10時間目を覚ますことなく続けて寝てくれています。夜泣き真最中は「これに終わりがあるなんて想像できない」って思っていましたが…。
この期間、少しでもストレスや疲れを減らすためにはやはり夫婦の仲が大事です。現代日本では共働き家庭が多いですし、お互いの負担を軽くし、信頼関係を崩さないためにも子育ては平等に取り組むことが一番だと思いますよ。
子育てをしながら思うことは、意志を持った「人間」を育てるって、簡単なことではないんだなってことです。毎日試行錯誤しながら育てていくうちに、「この子を通して自分も成長している」ことに気づきます。
夜泣きも自分と子どもが成長するための1ページだと思ってみてくださいね。