二人の女の子に恵まれ、子育てにはなんの不満もなく、楽しく過ごしていました。
年子だったので、長女が0~1歳の時期は妊婦で、抱っこがキツかったり遊びに行くのがキツかったり、二女が産まれてから授乳が終わるまではかなりハードな生活で、二人揃って言うことを聞かないとなるととても大変でしたが、私自身はポジティブ人間なので鬱やメンタル崩壊に陥ることもありませんでした。
しかし、唯一気がかりだったのが長女の「言葉の遅れ」についてでした。
目次
「言葉の遅れ」の原因
三歳児健診では案の定、言葉の遅れを指摘され、私はめちゃくちゃ焦り、ジタバタと動き回りました。全ては娘が楽しくおしゃべりをして、楽しい生活を送ってもらうためです。
原因はズバリ「耳垢」でした。
そしてその「耳垢」にたどり着くまでにかなり時間がかかりました。言葉の遅れを意識しだしたのは娘が2歳を過ぎてから。1歳までは気になる程でもありませんでしたが、2歳を過ぎてから発する言葉の数もなかなか増えず一般的な基準である「二語文の会話」には程遠かったです。
「ゆっくりだな~」とは思っていて、かかりつけの小児科医師に風邪で受診したついでに相談をしたことも何度かありました。その度に「大丈夫よ」「こんなもんよ」と言われ、これまでの健診でも「異常なし」という結果。
母である私から見ると「言葉の遅れがあるのでは・・・」となんとなく引っかかる部分がありました。元義両親や周囲の人に相談しても「ゆっくりなだけ」「いつか話すよ」となだめられるだけで、独りで悶々と考えていました。
そして2歳半頃からいよいよ、私自身も焦りを感じ、「三歳児健診で引っかかるかも」と思い、私なりに工夫をしてきました。DVDやテレビを観る時間をなるべく減らしたり、言葉かけを工夫したりしました。
例えば「あの絵本取って」を「クマさんの絵本取って」と言葉選びを工夫したり、「あの」「それ」「あれ」等をより具体的な言葉に置き換えたりと意識。こうして2歳半を迎えてからは私一人が焦り、三歳児健診には間に合わず、二語文もままならない状況で、ついに指摘を受けることに。
そもそも、聞こえていないのかもしれない…
三歳児健診で指摘されてかかりつけの小児科医師からは「大体一年くらいの遅れだ」と告げられました。その後、小児科から市の窓口に話を繋いでもらいました。市や県によって窓口名は異なるようですが、私達がお世話になった子育て支援課では専門医の方にあらためてどの程度の言葉の遅れなのかを診断してもらうことに。
その先生からは「いつもと違う場所で先生と対面しての診断で緊張したりいつもの調子ではなかったかもしれないけど、大体基準よりは8ヶ月遅れてる」との事。それでも8ヶ月の遅れというのはかなり大きく、市が開く療育の紹介をされました。紹介された療育を受けても何となくスッキリせずモヤモヤがありました。
その後、引越しを経て別の市で暮らし始めることになるのですが、新しい療育の場に出会うまでの間に私なりにこれまでの娘の姿や態度を思い返してネット上の情報と照らし合わせながら考えていると「耳が聞こえてないのでは?」という考えにたどり着きました。
よくよく考えると、これまで専門医の先生も小児科の先生も「耳は聞こえてそうですね」と言っていました。私も声をかければ反応するし「聞こえてるのだろう」と勝手に思い込んでいました。けど、それって本当に聴力検査をしないと判断できない部分です。そこで私の実家が家族でお世話になってる耳鼻科に相談することに。
聴力検査はすぐに手軽にできるとの事ですぐに行ってくれました。すると耳の鼓膜の測定の際に、先生と看護師さんがザワついたのでドキッとしたのですが、先生から言われた事は、「鼓膜の測定が出来ないほど耳垢が奥に詰まっています」との事。
今後の言葉の成長に関しても相談に乗ってくれ、「焦らなくていい」「あとは子どものペースに合わせて、しっかりサポートしなさい」と…。年末までにまた様子を見せに来てくださいと言われ、「原因は耳垢ではないか?」という状態で新しい療育がスタートしました。
焦る必要なんてない
ネット上でも「言葉の遅れ」というキーワードは多く飛び交っていますよね。気になって調べた方もきっと多いはずですし、現に私も長女が2歳を過ぎてからはかなり調べていました。そしてよく耳にする話が「3歳になったら急にペラペラ話出す」ということです。
確かに子どもの中の器に言葉がいっぱいになって溢れ出して話すようになるという事は有り得るかもしれません。しかし単純に時がきたからは話すのではなくて、何か原因があったはずです。発音の仕方やベロの使い方が分からずモゴモゴしてしまったり、単純にどの言葉を選べばいいか分からなかったりなどです。
私たち大人はもう何十年も生きてるから当たり前を当たり前だと思い込んでいますが、子ども達は地球に降りたってまだ2~3年です。子どもは産まれてすぐに、まずは重力に慣れることから始まるのでとても不安定です。
おしゃべりをすぐにマスターして上手に会話する子もいれば、中にはなかなかコツを掴めずにおしゃべりを苦手とする子だっているのです。
皆さんは苦手なことや嫌いなことを自分から率先して行えますか?もしかしたらお子様も「話す必要がない」(伝えなくても大人だったら伝わりますよね)「楽しくない」と思っているから話そうとしないのかもしれません。
そして何より、子どもは必ずしも一般的な成長速度でなければ「おかしい」というわけではありません。一般的な基準をクリアしてなければ知的問題を疑うというのも極端過ぎて変ですよね。大人だって一人一人個人差はあるのだから、産まれて間もない子どもであれば尚更個人差もあるし、一般的な成長速度を前後することは当たり前です。
中には「私がもっと言葉掛けをしていれば・・・」と自分を責めてしまうお母さんも少なくはありません。極端に無視したり孤独感を与えたりしていればそうかもしれませんが、そうでもなく極々平凡に暮らされていたのであれば「言葉かけが足りなかった」と落ち込む必要もないかと思います。
たまに「お腹にいる時から話しかければ言葉の発達が早い」という情報もネット上にはありますが、発達は早くなるかもしれません。けど、しなかったからどんどん遅れが出るというわけではないはずです。それでも、自分の努力が足りないと悔やむのであれば、今からでもガンガン話しかければいいでしょう。
一般的な「言葉」の成長速度
一般的には2歳を過ぎてから二語文を使って簡単な会話を出来るようになると言われています。大体この二語文が出来るか出来ないかで、お母さん達の焦り方や不安感が違ってくるのではないでしょうか。
そして3歳に近づくに連れて、二語文のたどたどしさがスムーズに滑らかな会話へと成長していくというのが、お母さん方の理想とする「2~3歳児の言葉の発達」だと思います。そして3歳はある程度会話が出来るものだという決めつけのような考え方をする方が多くいるようにも感じます。
ここで注意しておきたいのが、「言葉の遅れ」だけが全てではない事です。
言葉を発するにも様々なことが関連します。ただお喋りする姿に目を向けるのではなく、その子の社会性や運動機能などにも注意して目を向ける必要があります。
ただお喋りする姿に目を向けるのではなく、その子の社会性や運動機能などにも注意して目を向ける必要があります。例えば「オウム返しをするか」や力加減、人とのコミュニケーションなどです。
聞こえていても、わかっているとは限らない
では2歳からの娘の姿や反応についてですが、楽しく生活を送っていても、私には引っかかる部分がいくつかありました。テレビやDVDを付けると初めは離れて見ていてもだんだんテレビに近づくように。
離れるように注意すると、とりあえずは離れてテレビは見てるのですが、少し目を離すとテレビにへばりつくようにスレスレまで近づいていたこともよくあり、最初は興味津津でどんどん前に出てくるのかと思っていました。
耳が聞こえていないにしても普段はなんの不自由もなく生活でき、何しろ「おめめがイタイイタイなるから、離れようね」と声をかければ聞いてくれるので耳が聞こえてないとは思ってもいませんでした。ちなみにこれは2歳を迎える前くらいから。日が経つにつれて、頻繁にテレビに近づくようになっていったのです。
そして2歳を過ぎて私が「ゆっくりだなー」と気にかけている時、普段長女が見せる反応に今度は引っかかりました。聞こえてはいるけど、分かってないという感じです。単純に言葉の意味が理解出来なくて見せる反応なのか、そうではない何かが分からないのかは、私にも分からず毎日毎日長女の反応を観察していました。
後から気がついたことですが、顔色を伺って反応していました。褒められたら「よかった」、褒められなければ「別の応えをしてみる」という感覚だったようです。
そのほか、「言葉の遅れ」とは結び付きもしなかったけど気になっていたのは、夏でどんなに暑くても靴下を履かないと気が済まなかったり、砂場や遊具で遊んでても手が少しでも汚れるとすぐに手を洗いたがりました。この部分がすごく私としては不思議に思っており、家族に相談をしても「気にしなくていいんじゃないの?」という反応だったし、「変わってるねー」と笑いながら話していましたが、この部分こそがやっぱりポイント!
子どもの頃は五感を磨く大切な時期でもあります。なので、粘土遊びや砂遊びはとても完成が豊かになると専門医の方から聞きました。「靴下を手放せない」が単純にお気に入りの靴下だから身につけたいというものなのか、足の触感を守るために手放せないというものなのかで大きく変わってきます。
長女の場合は、足の裏の触感を守るためでした。また手の汚れを気にするという点でも触感が敏感という問題が考えられると指摘されました。触感が敏感だとどういう問題が生じるかと言うと、お友達との距離感やテリトリー感覚についてです。自分のテリトリー内に踏み込まれると緊張してしまったり、あまりグイグイ来るお友達はともかく、話しかけられたりすると固まったりしてしまうことが挙げられます。
私のポジティブな考えの反面…
文頭でもお話した通り、私はポジティブ人間です。ショックと言うより「大変!何とかしてあげないと!!」という焦りが大きかったです。片っ端から相談して受けれる支援や必要な療育は受けようと考えました。
その時は幼稚園への入園を考えていたので「入園するまでにこの8ヶ月という遅れを縮めて、他の子ども達と楽しく過ごして欲しい」という気持ちでいっぱいでした。そして3歳児健診で小児科の先生からは大体一年の遅れ、その後の改めて受けた検査では8ヶ月の遅れと、約4ヶ月の遅れを巻き返すことが出来たのです。
3歳児健診で指摘を受け、GWを跨いでから市とのやり取りをしていたので、改めて受けた検査まで約三週間ほど時間がありました。その間、家でやれることをとにかくやりました。
元々姉妹揃って絵本が好きなのですが、いつもより張り切って絵本の読み聞かせをしてみたり、子どもチャレンジのしまじろうもお試しで一ヶ月はじめてみたりもしました。
そして改めて受けた検査で大体一年と告げられていた遅れから8ヶ月に縮まったものだから、一年の遅れが8ヶ月に縮まった!よかった!この調子でいけばこの8ヶ月も縮まる!と、私のプラス思考加減は拍車をかけて働きました。
その反面、元義両親と元旦那はマイナス思考でした。余程ショックだったようで「結果を受け止められない」という感じでした。改めて受けた検査の8ヶ月という結果に関しても批判的でした。「それって本当に医者なの?」や「ちゃんと教えてあげれば喋る」、「そこまで深刻に考え込んでないよね?障害者だと思ってるの?」と言われたり、仕舞には「日中面倒を見ていないからだ」とも言われたりしました。
私としては元義両親と元旦那のこれらの発言の方がショックを通り越し憤りを感じたし、この考え方は教育にも良くないと思いました。
言葉の遅れによるコミュニケーションの弊害
長女の性格は活発で明るく、おてんば、人懐っこい女の子です。言葉の遅れの反面、身体能力に関しての成長はかなり速かったです。生後3ヶ月までには首も座り寝返りもしていました。0歳8ヶ月には自由に小走りも出来ていました。
また、体温が比較的高かったようにも感じます。高熱が出ていても平気で遊んでたし、ぐったりするということがなかったのでオムツ替えやトイトレの時に体を触って発熱に気がつくということもザラでした。
この体温についてですが、「耳垢が奥に溜まりやすくなるポイント」でした。
子どもの耳垢は本来何もしなくても勝手に出ていくと言われていたし、私もその情報を真に受けで何もしていませんでした。しかし体温が高いとドロっとした耳垢になってしまいやすく、それがお風呂上がりなどにどんどん耳の奥に流れていってしまったのではないかということ。
そしてコミュニケーション能力については、元々はお友達と仲良くしたいという意識も見えていた子どもでした。他の子ども達にも興味が強く、ショッピングモールの広場や公園など、その場に居合わせた子ども達とも自然と仲良く遊べる子です。しかし、2歳半頃~3歳までの間に、運悪く立て続けに嫌な思いをしてしまいました。
恐らく自分の伝えたいことが伝えられなかったり、「(遊びに)入れて」と言えなかった事が原因だったようで、仲間はずれにされたり意地悪されたり、髪を掴み掛かられたりしてしまいました。そのトラブルが立て続けに起きてからは同世代の子どもとは距離を作ったり避けたり、少し壁を作るようになってしまったのです。
それでも大人やお兄ちゃんお姉ちゃんは大好きで、自分より小さな子ども達(赤ちゃん)もお世話したり、優しく接したりする部分は昔から変わらずでした。なので、耳がよく聞こえないという事から、言葉の遅れ、更にトラブルにより若干対人恐怖症に繋がったとも言えます。
児童発達支援の療育サービスを受けるまで
まず療育を受ける為には市の福祉課の障害者窓口に行く必要がありました。元義両親と元旦那はそれに抵抗があったようです。「いつか話すんだからそこまでしなくてもいい」「支援を受けて劣等感を感じたくない」と言われましたが、「私が娘を連れて単独で行きたい」と訴え、振り切って療育に参加しました。
シンプルに、どういう根拠で、どこから湧く自信で「いつか話す」と言いきれるのか?と私はとても疑問でした。言い方はキツくなりますが、ショックで受け入れきれなかったとは言え、それは外野が勝手に他人の目を気にしているだけであって、何より苦しいのは当事者である長女自身です。近い将来困るのも長女自身です。
困った部分が分かった以上は、尽くせることを尽くすのが第一だと思うし、必要な環境を準備してあげる事が親の役目でもあります。これを機に別居し、実家に戻りました。別居し、引越す前は比較的大きな市に住んでいました。広いので市の中心部までも遠く、療育である1時間半のグループ遊びに参加するのも一苦労でした。3ヶ月の間に4~5回くらいしか参加できませんでした。
療育のグループ遊びもイマイチ内容は意味が分かりませんでした。ただ皆で遊んでるようにしか見えなくて、わざわざ時間と交通費かけて参加する意味あるのかな?と考えたこともありました。
それに比べ、実家は小さな市です。住民票を実家に変え、市が開くグループ遊びやイベントに積極的に参加しました。実家から市役所もすぐ近くで、窓口にはすぐに行ける距離です。
療育サービスや市の開くグループ遊びに参加する条件として、「市に住民票がある事」。住民票を動かすのも時間がかかりましたが、手続きが完了するまでの間に耳鼻科に相談しました。
そしてこれまでの経緯と耳鼻科で耳に異常があり原因は耳垢であったということ、年内にまた耳鼻科に受診して言葉の発達と共に耳の機能も様子見ていくということを説明し、改めて窓口に持ちかけ、療育サービスに繋いでもらいました。悩んでいる親子は多いようで、面接の日にちを確保することにも時間がかかります。1ヶ月待って面接・面談を行い、受けれる療育は月に一度のグループ遊びということに決まりました。
療育のグループ遊びを開いている施設は同じ市内ですぐ近くにあったし、月に一度の参加でしたがかなり濃い内容で、遊びながらも、どの遊びがどのような効果があるのか、どうして必要なのか、言葉の遅れとどう関係しているのかを説明してくれました。なので離婚する前に入っていた療育のグループ遊びでの遊びの意味も、初めて理解出来ました。
市の方々に保育園の事を相談していると、児童発達支援での預かり療育のお話を耳にしました。更なる集団行動に慣れるステップを踏むためにも児童発達支援の預かり療育を受けてみては?という提案。ちなみに、この月一のグループ遊びに参加する前には他の療育施設にも見学に行きました。
窓口の方から、やっと耳が聞こえるようになってこれから言葉の出し方や発音の仕方を生活の中で本格的に習得していくから・・・と勧めてくれたサービスなのですが、そこはグループ遊びではなくマンツーマンで言語視聴覚士さんと遊びながら発音や言葉の成長を促すというもの。
耳鼻科の先生からは、あまり入れ込んで「お勉強」という感覚ではなくて楽しく気楽に過ごした方が良いと言われていたし、何よりこれからおしゃべりがどんどん出てくるだろうから、まずはコミュニケーション能力や対人スキルを上げた方が良いのかな?と思い、マンツーマン体制の療育はお断りし、グループ遊びを選びました。
保育園ではなく「預かり療育」という選択
預かり療育のことを初めて知った時は、姉妹二人とも保育園の空き待ちで所謂、待機児童でした。初めは断りました。理由は、お姉ちゃんだけが預かり療育に通い出すと妹の方は家で独りぼっちになるからです。
正確には私と二人で過ごすのだけれど、それではお互いに可哀想な気もしました。長女は長女で、妹はママと二人きりでお家で遊んでズルい、二女はお姉ちゃんだけ楽しいグループで遊んでてズルい。姉妹2人の調子も狂い出すかな・・・と判断。ちなみにこれまでのグループ遊びは前に住んでた所も今の市でお世話になった所も、妹を連れてきてもOKでした。
なので、そのことを説明し2ヶ月程は月一の療育を受けました。その後、妹の1歳児クラスだけ空きが出て、二女の入園が先に決定。入園が決まってすぐに障害者窓口の担当の方に連絡し、預かり療育の説明を受けに行きました。
療育サービスを受けるには二種類ありました。通所受給者証という手帳の有無です。
月に一度のグループ遊びはこの通所受給者証がなくても利用できました。なので皆さん気軽に相談や利用ができ、とても人気だったのです。しかし、預かり療育の場合はほとんどの事業所が通所受給者証がないと通えません。
そして毎月の利用日はMAXで日曜日と祝日を除く23日間。現在、日曜日と祝日以外の日でMAX23日間みっちり療育を受けています。二女の保育園入園手続き・準備と同時に、長女の通所受給者証の発行と事業所見学など、急いで手続きを進めて児童発達支援での預かり療育を決意しました。
全てはわが子のため
文中でも匂わす部分があったのでお察しかとは思いますが、別居を経て離婚をしています。現在シングルマザーで、おかげさまでパートをしながら年子姉妹の子育てをすることが出来ています。下の子は保育園、上の子は保育園の入園を待ちながらも児童発達支援での預かり療育のサービスを利用しています。
これまで三人一緒に常に過ごしていたけど、下の子の保育園入園を期に三人バラバラの生活になりました。
児童発達支援での預かり療育を初めて間もないですが、長女は著しく発達しました。まず耳垢を取り除いてからは、成長がかなり早かったです。オウム返しを頻繁にするようになり、歌も昔に比べて頻繁に歌うようになりました。
一年前は二語文もままならなかったのに、今では二語文以上を話します。与えられた言葉をしっかり受け止め、それを理解して自分の情報を返すことが出来るようになりました。預かり療育を保育園入園の前に利用出来てよかったと素直に思います。二女はもちろん、長女も毎日楽しんで通っています。おしゃべりも上手になったので今日一日の出来事をゆっくりではありますが、楽しそうに教えてくれます。
また、「明日も朝お迎えが来るから早く寝よう」「明日はこのハンカチを持っていく」という自立心もこれまで以上に芽生えてきたし、それを口に出すようになりました。言葉の遅れの心配は解消され、現在は発音のコツを掴むのに日々奮闘している様子です。私ではとても教えきれない発音の部分をその道の先生が遊びながら指導してくれるので安心しています。また耳鼻科にはちょこちょこ通い、耳垢を取ってもらっています。
これまでの私の経験を踏まえて、今悩んでいるお母さんに伝えたいことは、自分を攻めたり落ち込んだりせずに、まずは子どもにあった環境を作ってあげて、納得が行くまで相談したり、必要な支援を探してあげたりすることです。
「いつか話す」は悩んでいるお母さんに対してかける言葉にしては無責任かな・・・と思います。悪気があってその言葉をかけられている訳ではないとは思いますが、その言葉に流されずに行動を起こしましょう。何か引っかかることがあれば、とことん追求しまょう。